口腔筋のトレーニング
2019.05.17
口腔筋を鍛えよう
小児期の口呼吸・舌癖などの悪習癖が、歯並びに大きく影響する
お口を閉じ、鼻呼吸する。適切な舌の位置を獲得する。単純な事のようですが、口呼吸と舌の位置が悪いために歯並びが悪くなる人は多く見られます。当院では、口腔筋のトレーニングを行い、歯並びの悪化を予防しています。
- 口腔筋力のトレーニング(特に口唇の閉鎖)
- 舌の位置のトレーニング
高齢者における口唇閉鎖機能の低下は、摂食・嚥下障害を招く
お口を閉じる事は、小児だけでなく、成人や、高齢者においても重要だと考えられています。
高齢者において、口を閉じる機能の低下は、嚥下障害、栄養障害を招いてしまうのです。
全身の筋肉同様に、口唇閉鎖機能にかかわる口腔周囲筋も加齢にともなって衰える。また、良好な臼歯部の咬合状態を保っていないと、口唇閉鎖機能が減退する。
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口唇閉鎖機能の低下は、摂食・嚥下障害を招き食生活や栄養状態にも多大な影響を与える。
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口唇閉鎖機能の向上は、口腔保健のみならず高齢期の全身的健康状態の向上を図るうえでも、極めて大きな意味を有するものと考えられる。
以上のように、高齢者の口唇閉鎖機能はとても重要です。高齢者における口腔機能訓練は、咀嚼や嚥下などに必要な舌などの口腔周囲の筋力をつけることから始まります。