こんにちは! 八王子市-健にこにこ歯科・矯正歯科の新藤です。今回はお子様の反対咬合についてお話します。お子様が反対咬合だったり、受け口になってしまい、ご心配の親御さんもいらっしゃるかと思います。反対咬合の治療については、骨格の成長と共に反対咬合が悪化してしまう場合があります。これは、下顎の骨が上顎の骨より後に成長する事から起こります。治療の開始時期に注意が必要です。
治療法1 治療時期を2回に分ける方法
この治療方法のメリットとして、治療前半で正常な被蓋を獲得し、自然な骨格の成長を期待できます。良好なケースでは、治療前半だけで完了する可能性もあります。
☆治療前半
7歳から8歳半までインビザラインfirstを使用。前歯の被蓋を改善し、他の永久歯の萌出スペースを確保。上顎骨の健全な発育を促す。
☆治療後半
成長発育のピークが過ぎたのを確認後(女子14歳、男子16歳)、インビザラインfirstフェーズ2パッケージを使用し、歯並びを整える。
治療法2 成人矯正と同様の治療法
成長発育のピークが過ぎたのを確認後、インビザラインコンプリヘンシブパッケージの使用を開始する。
この治療方法のメリットとしては、骨格の成長が止まってから治療計画を立案できる分、治療計画に不確定な要素がなくなります。