鼻閉やアデノイドで、鼻から呼吸ができずに口呼吸を続けるとどうなるでしょうか?
口唇の周りの筋肉が緩み、口をポカンと開くようになり、下顎骨は強制的に下に押し下げられます。
頬の筋肉はピンと伸び、舌の先は前に飛び出し、舌の根もとは低く潜ります。
これらの変化により、歯に正常な圧力が加わらなくなり、奥歯は浮き上がり、上顎骨は狭窄し、前歯がうまくかみ合わなくなります。
口呼吸が恒常化すると、顔面の筋肉や骨格の発育にも悪影響がおよび、″アデノイド顔貌〟とよばれる独特なお顔つきやかみ合わせを呈するようになります。
アデノイド顔貌
1. 面長(おもなが)なお顔
2. 上あご、下あごの横幅が狭い。V字型をしている
3. 上あごの前歯が前突している
4. 上下の前歯のかみ合わせが浅い
5. 前歯の歯並びがでこぼこ
6. 唇がめくれて厚く、乾燥して荒れている
7. 鼻が小さく狭く、鼻翼が平坦で鼻孔が小さい
8. 上あごに対し下あごが後方位にある